最強の計画管理術「スプリント」とは
こんにちは、じぶんマネジメントの金さんです。
皆さんは仕事をする時にあらかじめ自分で決めた時間通りに仕事をできていますか??
また1か月後に定めた目標に対して忠実に決めた仕事をこなせていますか??
なかなか自分の思い通りに計画を進められないと思われる方は意外と多いのではないでしょうか?
今回はそんな目標の管理に関して最強に役に立つ「スプリント」の概念に関してお話していければと思います。
そもそもスプリントって何?
という方がいるかもしれませんのでご説明します。
スプリントとは
スプリントとはジェフ・サザーランドという元空軍パイロットであり、FBIや某大手IT企業など数多くのプロジェクトを歴任し、計画管理の神様と呼ばれた方が提唱する概念です。
早速スプリントの言葉の意味を探っていきましょう。
スプリント【sprint】
①陸上・水泳・スケートなどの短距離レース。また、短い距離の疾走ないし力泳。
②自転車競技のトラック競技種目の1。トラックを2周または3周して着順を競うもの。距離はおよそ1000メートル で、最後の200メートル で一気にスパートする。
短距離を一気に駆け抜けるのと同じように
1つのプロジェクトを1週間~4週間という短期間のサイクルでPDCAを回して達成することです。
つまり、短い期間で仕事を形にし、立ち止まって現状を確認する進め方です。
例えば、あなたがリフォーム屋さんで1か月で家のリフォームを担当するとします。
ここで1か月で全体計画を立てたところで予期せぬ事態や途中で予算がオーバーしてしまったり、人手が不足してしまったりしてしまっては最初に決めた計画も失敗してしまいます。
そうならないためにも1か月=1週間×4回なので計4回の振り返りの時間を設けて現状を確認する事で柔軟に計画を達成できるようになります。
スプリントは目標達成するために時間を枠組み化したものでここでは1週間になります。スプリントは必ず一定でなくてはなりません。
つまり、1週間→1週間→1週間→1週間というサイクルになります。
具体的に話を進めていきましょう。
ここで業者の立場で1か月でリフォームを終えるためにはまず完了するまでにやるべきこと TODOを考えなければなりません。
プラン作成、点検、着工、お引き渡し
順番通りにリストアップしていくことざっくりこのようになります。
1か月という決められた時間枠の中でこの作業を完了させなければなりません。
完了の定義はあくまでも実体物を相手に提供できていることです。
つまり、リフォームし終えた後でもう住居人が入居できる状態を指します。
上記の4つの項目に関してそれぞれプラン作成では必要なタスクをすべて書き出します。プラン作成という仕事の中だけでも顧客の要望を聞く、相談日を決める、見える化するという風にまた分類されます。
これら全ての必要なタスクを出したら、その中でも特に重要と思われるものを書き出します。
パレートの法則という経済理論があります。
全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論です。80:20の法則とも呼ばれ、20%の重要箇所を押さえれば全体の80%をカバーできるというものです。
つまり、1か月という限られた時間を有効活用するためにも全体の大部分を占める主軸となる約2割のタスクに集中することはとても大切になります。
ここで例えると着工の中でのスタッフのマネジメントや材料の調達などが重要なタスクに当たるかと思います。このようにタスクの優先順位をしっかりと自分の中で決めてそれを重点に置き、実行するのです。
そこでスプリントでも重点を置いたタスクに必要な動きをこなしていく。
あなたの計画の中で重要なタスクは何でしょうか??
是非ともスプリントを使ってみてください。
まず短期的にやるべきことを徹底的にやり切る。そして振り返り修正を加えていくことが何よりも大切だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました~!!!