【第2回】モチベーション維持のカギは「感情」にあった!?
こんにちは、じぶんマネジメントの金さんです。
前回に引き続き第二回目です。
前回は昔から現代の欲求の移り変わりについてをお話しましたが今回はより深く「感情」についてを詳しく見ていきたいと思います。
経営者など組織を動かしていく人はどのように会社のビジョンを社員に深く結び付けて、最高のチームをつくっていければいいのでしょうか??
そこで鍵となるのが「感情」です。
まず「感情」には、「ネガティブ感情」と「ポジティブ感情」の二つがあります。
叱責や失敗を否定的に受けとめがちなのが「ネガティブ感情」で、肯定的に受けとめがちなのが「ポジティブ感情」です。
多くの研究で確認されているのが全般的にポジティブな感情・ムードの方が組織にプラスをもたらすことが研究でも明らかになっているそうです。
経済学でいう「ポジティブ感情」とは失敗を恐れず、前向きに成長しようとすることです。これがチームに相乗効果をもたらし合うことが直感的にも分かるかと思いますが、実は「ネガティブ感情」が経済学的にもネガティブ感情も有効に利用することができるというのも近年に注目されています。
どういうことでしょうか??
人間は根源的に「ネガティブ感情」の方が影響を受けやすく、記憶の印象に残りやすいといいます。5回褒められるよりも1回叱られることの方が記憶に残りやすいということです。
例えば、私は映画の「ビリギャル」が好きです。ビリギャルは偏差値が30くらいの女子高生が一念発起して慶応大学に合格するという物語ですが、ここでもネガティブ感情を感じさせられるシーンは多くありました。
主人公は全く勉強をしてこなかったのにも関わらずとある塾の先生との出会いがきっかけでなんとなくカッコいいという理由から塾の先生と力を合わせて慶応大学進学を目指します。
最終的に慶応大学に合格する彼女ですが合格を果たしたのはなんとなくカッコいいからという「ポジティブな感情」からではありません。
合格した背景をみると教室でだらけた学園生活を送る彼女が慶応合格を目指すという宣言をガッコウの担任にした途端にバカにされ、反感を覚えた主人公は担任に「合格できなかったら校庭で裸で逆立ちする」という酷な宣言をしたからです。言ってしまったからには不合格だった時に酷な思いをするのですからやらざるを得ません。
また、主人公の家は貧乏で塾に合格めで通い続けるお金を実は母親が夜遅くまでパートで働いて捻出していました。慶応に受かるための勉強で一瞬心が折れかけた主人公でしたが、帰宅途中に娘の学費を捻出しようと必死に働く母親の姿を見て再燃をしました。
ここまで母親にもしてもらっているのだから合格できなければ母親を悲しませることになります。これは合格しない訳にはいきません。こういった「〇〇出来なかったら〇〇になってしまう」という負の感情を意識的に取り組むことで行動を持続化でき、モチベーションを高めざるを得ない状況に追い込むのは格段に効果があります。
著者も本質は怠け者なのでこの「ネガティブ感情」をどれだけの数引き出せるのかだけを必死に考えています(笑)
いかがだったでしょうか??
ネガティブな感情も時には有効になるということを押さえた上で皆さんもやらざるを得ない理由を考えてみましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました~!!